公式に発表されました

 数日前から、某所でその情報は出ていたのですが、今日、公式サイトで発表されました。
 実際のところ、さほど驚きはありませんが、1つの決断が下されたんだなと実感しました。
 川嶋あい本人のサイトには、こんなメッセージが載っていました。

川嶋あいです、もうすでにご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、私のもう一つの活動、“I WiSH”に終止符を打つ事になりました。

私は5歳から歌手を目指してきました、歌手になる事がずっと夢でした。歌手になる道にはただ沢山の試練だけが積み重ねられていました。事務所はすぐにクビになりました、夢を実現するためにこんな沢山涙を流さなければならないのか?つらい毎日でした、デモCDを何百本も送りました、でも反応は全くありませんでした。オーディションに何百通も送りました、ほとんど書類で落とされました。何をしたら歌手になれるんだろう?悩んで悩んで悩んだ挙句、見つけた答えが、路上で1000回歌う事でした。どんな事があってもやり遂げよう、そう心に誓いました。

路上を始めた頃はいつも一人でした。いつしか私に手伝ってくれる人があらわれました。いつしか応援してくださる人ができました。このときの喜びは一生忘れる事ができません...希望でした。1000回の途中で出会ったのが“あいのり”でした、夢への大きな大きな近道でした。

私はI WiSHを名乗る事でその近道を通りました、そこで学べたことは沢山ありました。沢山の人にささえられながら、I WiSHはオリコン1位を取る事ができました。

ただ私はその近道を通った事にずっとずっと悩んでいました。I WiSHをヴァーチャルな形としてとらえる事で自分自身を納得させたりしていました。ただ“川嶋あい”として、活動してゆく中で“I WiSHの川嶋あい”として表現される事も数知れずありました。
自分では区別してるつもりでも世間はそういう風に思ってくれない。憤りを感じていました。もしI WiSHで活動していたなら、きっときっとみんな混乱せず、もっともっと沢山の人にスムーズに受け入れられたと言う事も分かっています。
“何故川嶋あいにこだわるのか?”理解していただく事は困難だと言う事も分かっています。つまらない私のこだわりです。

私は初めてCDを買ってくださった人の事が忘れられないんです。

「頑張って。」って励まされた事、寒い冬にカイロとか差し入れてくれた人の事が忘れられないんです。

遠回りだと分かっています。器用でない事も分かっています。私が私であるためにはこれ以上I WiSHを続けてゆく事は出来ません。I WiSHを支えてくださったスタッフの皆様には本当に本当に心から感謝しています、本当に大好きです。
I WiSHを応援して下さっている皆さん本当に申し訳ございません。1000回ライブまであと34回となりました。1000回を達成する瞬間は“川嶋あい”として迎えたい、 悩んだり、迷ったりしたくない。

この時期にこの様な発表をしてしまってごめんなさい、わがままですみません。
I WiSHは解散します。本当にすみませんでした。


そして本当にありがとうございました。

 うちにとって、「I WiSH」は「川嶋あい」を知るきっかけであったと思っています。
これからの「川嶋あい」としての活動に、今以上に注目していきたいと思います。